ゴミを減量する方法
ゴミ袋有料化(税制)の理由付けとして、「家庭ごみの減量」ということが言われます。
家庭ゴミの減量を考えるときに、いろいろと頭をひねって考えるのですが、「これは効果絶大だ!」と思うような具体案は、なかなか出てこないのではないでしょうか?
家庭ゴミを減量するためのもっともよい方法は
「ゴミを捨てないこと」
ですが、その結果がどうなるかはお判りですよね。。
仕方なく、ネットで調べてみると出てくるのは次のような案です。
面白そうなので、いちいちツッコんでみました😁
1.食材は使い切れる分だけ購入する
⇐使い切れないとわかってて買う人がいるのか??
2.レジ袋をもらわず、エコバッグを使う
⇐もうみんなやってる。ほとんどの人がエコバッグなどを使っている。それに、どのみち生ごみ捨てる用などでビニール袋は必要だったりするから、別でビニール袋を買っていたりする。
3.使い捨ての物は使わない
⇐紙コップとか紙皿? 家で紙コップ使い捨てしている人なんてどれほどいるんだろ?
4.詰め替えのものを利用する
⇐これももうかなり普及している。メーカーも環境配慮型の消費財を提供していることが多いしね。それでも、4つ目でやっと数グラム減量できた😆。月に1回ペースでシャンプーが空になったとして、ひと月あたり容器の差分約30g減量できたとする。1日当たりに換算すると1gだ! 同じペースで消費する詰め替え容器が家に5つあれば、1日で5gの減量だ!??って、これスゴイのか? しかも詰め替えももう比較的普及している。詰め替え用に切り替えた後はもうそれ以上減らすことはできないよね。
5.フリマサイトなどを活用する
⇐リユースですね。詰め替え同様、ゴミ削減効果は期待できますよね。ただこれにも限界はあるかな。家じゅうのいらなくなったモノを全部中古で売っていければ、売っている側のゴミは一定期間減り続ける。買った側は古いの捨てるのでゴミになるけど、それもフリマで売るか?
そういえば、そうやって回りまわったリユース品が、アフリカでごみの山になってたの見たことある。ゴミ山が火事にもなってた。現地の人が怒ってた💢
たしかヨーロッパの〇国が「リユース品としてタダで分けてやる」ってことで、(輸送費は〇国負担で税金)アフリカの某国に古着とか大量に送り付けているのを見たことある。そして〇国は「エコな取り組みだ」と自慢?していた。ただゴミを押し付けただけなのにね。エコ欺瞞だね。
6.ゴミの分別を徹底する
⇐金属などの分別はやるべきですが、プラ分別は最悪にダメです。プラ分別が進むとCO2を余計に出して資源も余計に消費して環境破壊したうえに、税金も今よりもさらに余計に必要になります。プラ分別は環境に『悪い』という常識(Link)⇐これ必読でお願いします🙇♀️
7.生ごみ処理機を使う
⇐これも結構な電力使いますよね・・?? 使うのは自由ですが、これで環境に良いと思っているならそれはカン違いです。ごみ焼却場で一緒に焼いたほうがダントツ省エネです。熱効率が全然違いますから。あとコンポストなんてマンションじゃ置けねーゾ?
と、こんな具合でした。
ここで分かったことは、2つあります。
①「ゴミの減量には限度がある」
②「ゴミ減量は消費を冷やす」
ということです。
他にも気づいたことがあったらコメントで教えてください。
ゴミを減量するって、どういうこと?
それは、物事をひっくり返して考えてみるとわかり易いかもしれません。
家庭ゴミというのは、無理に出そうと思っても出ないものです。
今あるゴミを捨ててしまえば、それ以上余計に捨てるものは無くなります。
そうですよね?
ダンナさん捨てちゃダメですよ?
「ゴミを買ってくる」以外にゴミを無理ヤリ出すことはできません。
意味は伝わっているでしょうか?
一方、普通に生活していると、家庭ゴミは普通に出てくるものですよね?
これって、他の何かに似ていませんか?
そうです。『排泄』です。
排泄も無いものをムリやり出すことはできません。今溜まっているものを出してしまえば、それ以上はもう、どう頑張っても出ません。
もちろん、拷問のように水をがぶ飲みし続けたり、おなか一杯で、もう食べられないと思っても無理して食べ続けるなら排泄量は増えます。これは「ゴミを買ってくる」のと同じことです。
では逆に、排泄量を減らすには、どうすれば良いでしょうか?
おなかが減っても食べない、のどが渇いても飲まない。
そうすれば、排泄は減少しますよね。
でも、これって健康で豊かで文化的な生活状態だと言えますか?
カンの良い方ならとっくにピンと来ているはずですが、
「家庭ゴミの減量化」というのは、排泄を制限するのと同じことなんです。
『家庭ゴミを減らす』ということは、、、
「頑張って働いてヘトヘトで帰ってきたけど、食材余らせちゃダメだから「おかず」を一品減らそう」とか、
「子供のオシメを替える回数を減らす」とか、
「子供の誕生日プレゼントは梱包なしのバルク品を裸で渡す」とか、
「家の周りに落葉が飛んできても、見て見ぬふりをしてゴミを集めない」とか、、、
貧しくて、
不潔で、
つまらなくて、
悲しい
・・私はそう感じます。
ゴミ減量はどんどん貧しい方向へエスカレートしていかないと持続可能な結果として実現できない『根暗な政策』なんです。
そもそもゴミ減量のゴールテープなんて、いったい誰に定義できるのでしょう?
私たちは家畜ではありません。
家庭ごみ排出を極限まで減らした結果・・・
ゴールポストはズラされる
さらに、川西市はこんなスローガンを市民に押し付けています。
「ごみにする?資源にする? それは結局あなた次第」〜今日から1人1日マイナス91g〜
これは川西市が目指すのではなく、川西市に住んでいる市民全員が目指さなければいけない目標です。
市長に勝手に決められて、「スローガン」なんて言われちゃってますよ
言うのは簡単です。
しかし増税目的のゴール設定なので、91g減量にまともな根拠なんてありません。
⇒(Link)もうムリ・・川西市のごみ減量化
むしろ、超えられないゴールを設定したほうが、ゴミ税導入後にゴミ袋代の値上げをするのに好都合です。
もちろん、この目標が到達できたとしても、ゴミ増税や増額はやめません。さらなる高い目標が設定されるだけです。
そして、ゴミ有料化でゴミが減るかというと、ゴミは減りません。
当たり前です。
排泄に課税をしても、排泄自体を減らすことができないのと同じです。
実際に、すでにゴミ袋有料化を実施している自治体のゴミ排出量の推移をしらべて見てください。有料化後でも家庭ごみが増えている自治体は沢山あります。
また、プラごみ分別が進んだことで、一般家庭ゴミが減ったと言い張る方もいますが、何度も言うようにプラごみ分別は環境負荷が高い施策です。⇒プラ分別は環境に『悪い』という常識(Link)
そして川西市では有料化していないのに減量できています。
その理由について、家庭ごみが増えたり減ったりする理由(Link)でも書いていますので、ぜひ読んでみてください。
ゴミ課税(有料化)と一般家庭ゴミ減量の相関性は極めて低いのです。
ゴミ袋有料化は環境に悪影響を及ぼします
ウソではありません。現実として本当のことです。
ゴミ袋有料化による悪影響としてまず最初に頭に浮かぶのは、
『不法投棄の増加』
です。
『減量すべきゴミ』の対象を間違えています。
もちろん不法投棄のゴミの中には、プラごみも含まれています。不法投棄するような人が環境のことを考えてプラ分別するわけがありません。
そして不法投棄されたゴミに含まれているプラは、海洋プラ汚染・マイクロプラスチックによる汚染へとつながります。
「環境のため」を言うのなら、この一つの悪影響を見ても有料化しない方が良いということがわかります。
悪影響は他にもあります。
もし、「リサイクル促進の観点から、プラごみには課税しない」という制度が出来たとします。
そうするとプラごみ分別が促進されて、プラごみの総量が増えることになりますよね。
実はこれがエコどころか、環境負荷と税金の無駄遣いが増える結果につながるんです。
『プラごみ分別で環境負荷が高まる』
「は?」
ですよね?
でもね、実はプラごみ分別で、余計なCO2を出し、余計な資源を消費し、そのうえ余計な税金をたくさん使っています。
プラごみ分別・リサイクルの仕組み全体が環境に負荷をかける制度で、しかも、そこには数億円~数十億円(自治体規模による)の税金がつかわれています。
⇓ プラごみ分別が環境に悪い理由をわかり易く書いていますので、ホントかどうかご自身でしっかりと確かめてみてください。
違うと思ったら、コメントください。私がまだ知らないことがあるかもしれません。